社会福祉法人神愛会
家族、主治医等への連絡体制に関する指針
社会福祉法人神愛会は、介護老人福祉施設等事業の運営にあたり、緊急時の家族、主治医等との連携を図るため次の通り定める。
1.主治医等の連携体制
@ 利用者ごとに、家族・身元引受人、主治医またはかかりつけ医、ケアマネジャー等の氏名・連絡先等を記載し保管する。
A 介護職員による利用者の標準的観察項目は次の通りとし、異常が観察された場合は、直ちに家族・身元引受人、主治医等に連絡すると共に、協力病院への救急搬送等必要な手配を行う。
項 目 |
連絡を必要とする状態 |
体 温 |
35℃以下 または 37.5℃以上 |
呼 吸 |
12〜20回/分以外 嚥下障害 連続した喘鳴 呼吸困難 (努力呼吸・肩呼吸・下顎呼吸・無呼吸) |
血中酸素飽和度 |
SPO2 90%以下 |
血 圧 |
最高血圧160〜90mmHg以外 または 最低血圧90mmHg以上 |
脈 拍 |
50〜100回/分以外 または 不整時 |
顔色・手指色等 |
チアノーゼの出現 |
排尿・排便 |
多量の血尿・血便 |
その他 |
連続した嘔気 嘔吐 激痛 転倒 痙攣 吐血 創傷(出血が止まらない) |
B 施設長及び生活相談員は携帯電話を常時携帯し、24時間の連絡体制を確保する。
2.医療機関との連携体制
愛の園の協力病院(歯科を含む)である社会保険紀南病院と連携し、必要に応じて健康上の管理、緊急時の対応等を行う。
3.緊急時の医療に関する責任者
緊急時の医療に関する責任者は、看護主任とする。
4.この指針は2006年4月1日から施行する。