Greeting
本文へジャンプ 社会福祉法人 神愛会
宮崎靖子

宮崎 靖子

社会福祉法人神愛会 理事長



 

ご挨拶
 

 社会福祉法人神愛会は、地域の高齢者への奉仕を通して神様の栄光を現すための器になることを目的として設立されました。「キリストの愛を以って互いに仕える」ことを基本理念とし、殊に終末ケアに重点を置いて、病む人々に仕えることを大切にしています。

 特別養護老人ホーム愛の園、有料老人ホーム深和ホームでは、入居者一人ひとりの意思と人格が尊重され、豊かな生活を送ることができるよう全ての職員が情熱と専門性を持って努めています。また、地域の方々も活発なボランティア活動を通して入居者と心を通わせ、共に生かされる生活を支援してくださっています。

 日曜日には聖餐式(ミサ)またはみ言葉の礼拝が捧げられています。「疲れている人よ、私の元に来なさい。休ませてあげよう。」とおっしゃるイエス様を知ってほしいと願っております。


 
2024/01/01

祝賀朝礼
講話

2024年 特別養護老人ホーム愛の園 祝賀朝礼 宮崎靖子理事長 講話

あけましておめでとうございます。 今年こそ皆さんと一緒に挨拶を交わし、「年の初めのためしとて……」が歌えるのではないかと楽しみにしていました。それが叶わず、マイクの前にいます。 ともに集い、あのふあ〜と温かく交わり合う、そこから始まる繋がりが早く戻ってきて欲しいと願っています。 新しいカレンダーを前に「初ごよみ、まだ見ぬ日々の美しき」の吉屋信子に句を口ずさみながら、表紙をめくると、1月の月ごよみ「睦月」と飛び込んできました。睦月日が柔らぐから転じて睦まじいの意味を現わすのですね。 一年の始まりの月が睦月と呼ばれるのは本当に素晴らしいと、毎年思います。家族の健康、幸福を願い、仕事の祝福を願い、共に温かい眼差しを向けていたのが、いつの間に冷ややかな無関心な目な自己中心の日に、変わってしまわないようにしたいです。 つい最近TVで、2023年に時を同じくして逝去した有名なミュージシャンで、イエロー・マジック・オーケスリラ、YMOのメンバーだった坂本龍一さん、高橋幸宏さんの特別番組を観ました。世界の音楽ファンを熱狂させ、一世を風靡したお二人です。その対談の中で高橋幸宏さんが、バンド演奏の楽しさは「仲間と目を合わせて」、「いく?」からスタートし、一緒に音楽を作り上げていく醍醐味と言われたくだりがありました。 ずーんと心打たれました。 私たちは、老人福社の尊い働きの中で、と目を合わせているだろうか? 相手の中に何を汲み取つていろう、理解し合えているか、協力い合って生き生きと輝いていて福祉の働きに携わっているだろうか? 深く考えさせられました。 今年も社会法人神愛会としての「愛の園.」「深和ホーム」が「キリストの愛を以つて互に仕える」という創立精神のもとに、多岐にわたる働きの尊さを理解し合い、一つ、一つの輸が繋がり連携した中で働きが展開されるのを心から願っています。 今年は辰年ですね。登り龍、登竜門という言葉があるように、龍は人のおよばない高貴な、偉大な力として現わされています。自由自在空を飛び、水中を潜る龍の背中に乗せてもらいたいですね。 乗せれてもらいましょう。 乗車券は「希望」指定席は「信頼」だそうです。 さあ、一緒に幸せな一年を出発させましょう。 最後の「足跡」という詩をご紹介致します。 「足あと」 ある夜 わたしは 夢をみた 神様と 二人並んでわたしは 砂浜を歩いていた。 砂の上に 二組の足あとが見えていた。 一つは神様のもの もう一つはわたしのものだった。 しかし最後にわたしが振り返って見たとき ところどころで 足あとが 一組だけしか見えなかった。 それはわたしが 一番悩み苦しんだ時だった。 わたしは神様に「どうしてわたしが一番、苦しんだ時一緒にいて下さらなかったのですか?」問うた。 すると神様は「わたしの愛する子どもよ わたしは決してお前のそぼを離れたことはない お前がもっとも苦しんでいたとき砂の上に一組の足あとしかなかったのは わたしがあなたを背負っていたからなんだよ」 入居者の方お一人一人の幸せと職員の方達の上に神様の祝福が豊かに注がれますようにお祈り致します。 一緒に頑張って参りましょう。 今年もどうぞよろしくお願い致します。